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☆『町』


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fee「2万年前、タオラン惑星は滅びました。地球人と戦争をして、滅ぼされてしまったんです。タオラン惑星を滅ぼした地球人は、伝染病を恐れてどこかへと行ってしまいました。時代が変わって、2万年後に地球人が再びタオラン惑星の滅びた町を発見します」

 

仔月「町自体が、一種の生物のように、地球人がやってきたことを察知します。で、その地球人を一人ずつ……(言葉に詰まる)」

 

fee「一人ずつ、片づけた?」

 

仔月「そうそう、片づけるんですけど、ただ殺すのではなく、地球人を作り替えるんですね。町自体が地球人を生体機械に改造する。そして地球に送り返して、地球を滅ぼさせる事で復讐を完遂する話です」

 

fee「これは、洗脳ではなく改造されたんでしたっけ?」

 

仔月「改造ですね、多分」

 

fee「結構怖い作品ですよね。感想は……地球人は本当に迷惑ですね。なぜタオラン惑星に戦いを挑んだのか……。戦いを挑んで勝っておいて、疫病でタオラン星人を皆殺しにして他の惑星に行くなんて、サイテーですね」

 

仔月「はははww」

 

fee「別の機会にも言ったんですが、やはりブラッドベリが書く、地球が他惑星に侵略する描写は、中世ヨーロッパ人がアステカインカを侵略するイメージで書いている気がします」

 

仔月「あぁ~、確かにそうかもしれないですね」

 

fee「コルテスとかピサロとか、あの辺りのイメージで。僕がそう思い込んで読んでいるだけかもしれませんが……。ブラッドベリ作品を何冊も読んでいるため、『ブラッドベリだからきっと……』という」

 

仔月「パターンが見えてしまっているため、そのパターンに当てはめて読んでしまう癖がついている?」

 

fee「そうそうそうそう。ブラッドベリはパターンが見えやすいので。そういう読み方は、逆につまらないとは思うんです。作家研究のためじゃなく娯楽とて読みたいと思っているので……」

 

仔月「いったんそういうパターンを見つけてしまうと、その考えを振り払うのは難しいかもしれませんね」

 

fee「ですねぇ。異色作品ならともかく、同じ読み方で読めちゃう作品だとね……。古代遺跡みたいな町はたまにRPGなどに出てきますが、そんな町が動き出したら怖いですね」

 

仔月「実際に動くとなると怖いです。隊長が町の通りを歩いていると、急に足元に穴が開いて落とされて、首元を切られて、バラバラにされて、機械で人間の形に再構成されて……改めて考えると、とても怖いです」

 

fee「凄い目に遭いましたね……。エロゲなら、女の子が街を歩いていても、エロい罠に引っかかるぐらいで済むのに……ってそんな事しか考えられないのか!」

 

仔月「www」

 ☆『マリオネット株式会社』

 

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fee「2人の男性主人公が登場します。ブローリングさんとスミスさん。2人とも奥さんがいて」

 

仔月「それぞれ奥さんに悩まされています」

 

fee「スミスさんは奥さんにめちゃくちゃ愛されています。会社に十回も二十回も用のない電話をかけてきて、毎晩2時間も膝の上で抱っこされたがっていて……これはさすがに愛されすぎw」

 

仔月「はい(苦笑)。ブローリングさんの方は、リオに行きたいのに、結婚しているから行けなくて。こちらはどちらかというと自由がない事を悩んでいます」

 

fee「スミスさんの方も自由はないですけどw」

 

仔月「まぁそうですねw」

 

fee「そこで、複製ロボットの製作会社(マリオネット株式会社)に商品を頼みました。まず、ブローリングがそれを使います。『マリオネットに家にいてもらって、その間にリオに旅行してくるぜ!』という」

 

仔月「スミスも、その話に乗りたいということでブローリングから詳細を聞き、マリオネットを買おうと家に帰って貯金を確認すると、不自然に貯金が減っている。奥さんの顔を見ると、なんとマリオネットに変わっていた! スミスさんを愛しすぎていたはずの奥さんが、先にマリオネットを買っていた、というオチです。

次にブローリングの方に話が移ります。こちらは、最終的にマリオネットに成り代わられて終わりです」

 

fee「マリオネットに、『俺ばっかり貧乏くじを引かされてズルいや! 俺が奥さんと一緒にリオに行ってくる!お前は留守番してろ!』と言われて、ブローリングが道具箱に入れられて終わり、です。スミスのストーリーとブローリングのストーリーに分かれますが、どちらも面白い」

 

仔月「ですね」

 

fee「僕は星新一の作品を読んでいる気分になりました」

 

仔月「確かに星新一の作品ってこんな感じです」

 

fee「うんw だからこの作品が好きな人は星新一も好きそうだし、逆もまた然りで。

まず奥さんに愛されすぎているスミスさんから話しますけど……奥さんが先にマリオネットを買った理由はなぜでしょう? スミスは奥さんに愛されていなかったんでしょうか? スミスさんは愛されすぎる事を嫌がっていたのに」

 

仔月「もっと早い段階で、奥さんとマリオネットが入れ替わっていた、とか?」

 

fee「前から奥さんに愛されすぎていたのが、いっそうひどくなったのが先月頃という描写なので、入れ替わったのは早くても先月だと思います。……ずっと前からマリオネットだったけど、マリオネットがスミスさんに恋をしたのが先月頃だったという推理もできますが……。

元々、構ってちゃんをしていた奥さんが先月頃から更に激しくなった。ということは、成り代わる前の元の奥さんもスミスさんに激しい愛をぶつけていたはずなので、マリオネットを買う動機は見えてきません」

 

仔月「大昔からという事はないでしょうね。奥さんが大昔からマリオネットに成り代わっていたなら、貯金の減りにも、もう少し早く気づくでしょうし」

 

fee「スミスが冷たいから、悲しくなってどこかに行っちゃったんでしょうか?」

 

仔月「ありそうな線としてはそんな感じかな」

 

fee「ネティー(スミス夫人)がスミスの冷たさに失望して失踪したなら、そもそもマリオネットを買う意味がないと思うんですが……。むしろ、『私がいなくなって寂しいでしょ! 寂しがりなさいよ! 今まで私を寂しがらせてきたんだから!』ということで。

ネティーはどこに行っちゃったんでしょう? こんなにスミスさんに熱烈に愛を捧げていたのに、実は二股をかけていて、遂に不倫相手の方に逃げちゃったんでしょうか?」

 

仔月「だとしたらすさまじいです」

 

fee「ネティーの自由時間は、求愛行動だけで終わっちゃいそうですよね。愛されるのは良いけど、ここまで愛されるのはストレスだなぁ」

 

仔月「大変そう……」

 

fee「愛が重すぎますよw 会社に20回も用がない電話をかけてきて、甘ったるいお喋りをされたら勘弁してほしいw 仕事にならないですよw 絶対職場では笑われていますよね。しかもマリオネットに成り代わっているし」

 

仔月「LINEで、5分に1回返信を欲しがる人みたいな。不安で仕方ないんですかね」

 

fee「まぁねぇ。僕も結構せっかちな人なので、相手の反応が遅いと不安になりますけど……度が過ぎている人っていますよね」

 

仔月「あぁ~」

 

fee「僕は好きな人だと、できれば毎日連絡ほしいです。なんでもいいから。最低でも3日に1回は欲しい。でも5分に1回はないなぁ、さすがに」

 

仔月「5分に1回は凄いです……」

 

fee「2時間ぶりにケータイを見たら、『ねぇねぇ今ひま?』『ねぇ何で返事しないの?』『ケータイ見てないの?』『なんで相手してくれないの?』『もういいよわかったよ!寝るよ!』『ねぇ怒っちゃったの?』『まだ私は起きているよ、気づいたら返事してね』『返事くれない……もう別れちゃうの? 嫌だよ、別れたくないよ……』『ごめんね、何でもするから許して! ごめんね、ごめんね』なんてメールが20通ぐらい来ていたり……?」

 

仔月「そんな恋人がいたら、何も手につきませんねww」

 

fee「大人になるとさすがにそこまで暇人はいないのではないか……もう少し分別は持ってほしいですけどね。仔月さんがそんな人に愛されたらどうしますか?」

 

仔月「いやぁ~~~。あまり他人に強く言えないタイプなので、多分疲れるなぁ~と思いつつ許容するんじゃないんすかね~」

 

fee「疲れるな~と思いつつ許容して~」

 

仔月「我慢できるかどうかはわからないんですけど……」

 

fee「数か月後に我慢できなくなって別れますよ、きっとw これは不安もあるんですけど、自分がワガママを言って、どれぐらいのワガママなら許してもらえるのかを測ったりしているんだと思います」

 

仔月「あ~~、それはちょっと自分には想像がつかなかったですね。不安は想像がついたんですが、そういう計算高さは想像していませんでした」

 

fee「この作品に絡めると、毎晩2時間膝の上に抱っこされたがるという話があります。毎晩2時間抱っこしてくれるというのは、ワガママだという事はネティーも知っていて」

 

仔月「はい」

 

fee「その2時間を、自分のためにやってくれているんだから、私の事を愛しているんだと考えるんです。相手に犠牲を強いて、そんなにまで私の事を愛してくれているんだ、というのを常に確認して、そうじゃないと不安になる」

 

仔月「解る範囲で好意を示してもらわないと、気持ちを確かめられない?」

 

fee「毎晩2時間というのもちゃんとわかっていて。最近1時間しか抱っこしてくれなくなった、先月から半分に減った、きっと愛も半分に減ったのね……って」

 

仔月「はははww」

 

fee「『昔は2時間も抱っこしてくれたのに、今のあなたは15分ね。あまり愛してくれなくなっちゃったのね』と勝手に思って『もういいわ別れましょう』って言う。それで引き留めてほしい。

『そんな事ないよ、愛してるよ』って言って2時間抱っこしてあげれば機嫌が直る。そういうパターンだと思います」

 

仔月「いやぁ、凄いですね……」

 

fee「これは費やしてくれる時間だったり、プレゼントの金額だったり、ワガママなお願いだったり、色々ありますけど、総じて、恋人にするのはやめておいた方が良いタイプの人だと思います」

 

仔月「自分は譲歩しちゃうタイプなんで……」

 

fee「譲歩しきれるならいいですよ。最後まで」

 

仔月「あぁ~~」

 

fee「そこなんですよ。譲歩してもストレスを感じないなら。他人に合わせる事ができるのは美徳ですからね。でも辛いな~って思いながらだと、長くは続かない」

 

仔月「ですよね」

 

fee「付き合って、相手と1回Hすればもう別れよう。1回Hできるまでは我慢しよう!とかそういうのなら良いかもしれませんけどね。この人と末永く付き合いたいな、と思うなら、やめといた方が良いですね。そういう人は」

 

仔月「なるほど……連絡の頻度は気になりますかね」

 

fee「ケータイを皆が持っているこのご時世では相当大事な問題だと思います。連絡が1週間に1回で良い人もいれば、5分に1回聞きたい人もいるし、人によってそれぞれなので。妥協できる範囲ですり合わせるしかないです。

『1カ月間恋人の声を聞かなくても、きっと僕たちの心は繋がっているよ』みたいな雑な連絡をする人と、5分に1回声を聞きたい人とじゃ、やっぱり付き合えないと思いますね」

 

仔月「合わせるのも難しいですよね」

 

fee「こんな事を言うと怒る人もいるでしょうけど、男性も女性も複数の恋人を作ればいいと思います」

 

仔月「www」

 

fee「1日に1回声を聞きたい人と、3日に1回声を聞きたい人だったら、1日1回の人が3人ぐらい恋人を作って、毎日別の恋人の声を聞いていればいいんじゃないですか?」

 

仔月「負担を分散するってことですかww」

 

fee「僕も寂しがり屋な方ですけど、ネティーレベルを相手にするのは僕でもきついですね。ずっとケータイを見てなきゃいけないじゃん」

 

仔月「ですよね」

 

 

fee「ごめんなさい、スミスさんの話で盛り上がっちゃいましたけど、もう1人ブローリングさんという主人公もいたんでした」

 

仔月「ですねw」

 

fee「こちらの話も怖い。マリオネット株式会社はよく潰れませんね。こんなの訴訟の嵐でしょ」

 

仔月「今までのオーナーも全員ブローリングさんみたいな目に遭って、誰も訴えない。だから外部の人は誰も気づかないという可能性も……」

 

fee「怖っ! じゃあマリオネット株式会社の社員も、全員マリオネット? 怖いですねぇ」

 

仔月「人間に成り代わったロボットが社会に進出していく」

 

fee「『草原』にもロボットが人を殺す話がありました」

 

仔月「まさにそうですね」

 

fee「ロボットが自我を持ちすぎていませんか? ブローリング夫人を愛しちゃっていますし」

 

仔月「マリオネット株式会社がそういう風に設計したんでしょうか?」

 

fee「ブローリングのマリオネットだけが故障したのか、そういう風に設計したのかは解りませんが……『ぼくは、奥さんが、とても好きになってきた』とマリオネットが言っていますからね。自分が嫌な事をやらせるためにマリオネットを買ったのに、『俺ばかり貧乏くじでズルい!』って言われたらね」

 

仔月「本来の用途に使えない……」

 

fee「マリオネットの気持ちもわかりますけどね。でも嫌な事をやってもらうために買ったのに……」

 

仔月「道具としては役に立たないw」

 

fee「そうですね。そんなふうに設計しなくても良かったんじゃないの……? そういえばブローリング夫人ですけど、なぜ夫をリオに行かせないようにしていたんでしょう?」

 

仔月「えっと……書かれていましたっけ?」

 

fee「書かれてなかった気がします」

 

仔月「『じぶんで着てるものを引き裂いて、髪をざんばらにして、うんといわなきゃ警察に訴えるって脅した』って話はありますけど……理由については書いてないかな」

 

fee「こちらの奥さんも実はネティー系のキャラなんですか?」

 

仔月「っぽいですw」

 

fee「結局似たような奥さんをもらっちゃったのか。愛が冷めているなら、むしろ『こっちはこっちで遊んでるから、お前は勝手にリオでも行ってろ!』みたいな反応になるでしょ?」

 

仔月「ブローリング夫人も構ってほしかったんでしょうね」

 

fee「最後の方でキスをされた際、『こんなこと、もうなん年もしてくれなかったのに……』って台詞があります……。これはどう読んでも喜んでいます」

 

仔月「ですね」

 

fee「ブローリング夫人もブローリングの事が大好きなのか。一人でリオに行ったら、現地でハメ外しちゃうかもしれないし。ネティーと一緒ですね。『他の女と会っているんじゃないの!?』って疑心暗鬼になるから、ブローリングは飲みにも行けない。リオに一人で行くなんて言ったら、『向こうで何人愛人作ってくるのかしら!』って。こちらも、愛しすぎちゃってる妻なのか」

 

仔月「はい」

 

fee「リオに行くのも、奥さんと二人で旅行をすれば、奥さんはついてきたはず」

 

仔月「丸く収まったでしょうね」

 

fee「なぜか1人で行きたがってるんで。なぜ1人で行きたがってるんでしたっけ。やはり、羽目を外したかったんでしょうか?」

 

仔月「ですかね……。『きみは奥さんを愛しちゃいなかったんだ。きみだって、そのことは、はっきりいったんだろ?』『そういえば、そのことだけは、自信もっていいきれたね』とは書いてあります」

 

fee「奥さんが好きじゃないから、たまに奥さんと離れて羽目を外したかった?」

 

仔月「そうでしょうね」

 

fee「じゃあ、奥さんと一緒に旅行に行くわけにはいかないのか」

 

仔月「はいw」

 

fee「自分の事を愛していないブローリングさんを相手に、暴れて無理やり結婚したんですね、このブローリング夫人は……」

 

仔月「ですね」

 

fee「こえー……ネティとほとんど一緒じゃないですか。ヤンデレですよ!」

 

仔月「(爆笑)」

 

fee「ネティと違って、具体的に描かれていないからわからないけど、ネティ以上にヤバそうな感じがする……」

 

仔月「最後にデレているのでヤンデレなのかな?」

 

fee「元々デレてたんだけど、ブローリングがそっけなかったから暴れてたんですよ。好きじゃなきゃ暴れもしません。暴れたってそっけないのが変わるわけもないんですけど、それでも好きだったんですね……」

 

仔月「ですね」

 

fee「『こんなこと、もうなん年もしてくれなかったのに……』ってことは、何年か前にはキスをしてあげていたのかな?」

 

仔月「キスしたこと自体は事実なんでしょうね。好きだからやったかは別にして」

 

fee「まぁ、結婚する前に、愛していなかったけど恋ぐらいはしていたのかも」

 

仔月「……結婚するとなるとまた違うでしょうし」

 

fee「さっき言った下世話な例じゃないですけど、『この女とHしたいぜウへへ』ぐらい思って、甘―いキスとかしてHして楽しい気分だったのが、奥さんが執念深くついてきて、『結婚してくれなきゃ自殺するわよ!』と言われてズルズル結婚してしまったのでは?」

 

仔月「ありそうですね」

 

fee「というふうに読めば、『何年か前にキスをしてくれた』という記述と、『愛してはいなかった』という記述の整合性は取れます。……ブローリングがどんな手練手管で、ブローリング夫人の身体をいただくために甘いキスをしたのかは知りませんけど、ただ付き合うのと、結婚してずっと一緒にいるのは別物なので、そんな暴れられても困ると思うんですけど……」

 

仔月「うーん……」

 

fee「まぁ、ブローリングが不誠実だ!と思う読者もいると思います。結婚するほどの気分ではない人に、ブローリングはキスをしてたんでしょ?」

 

仔月「双方の合意のもとでならいいとは思いますけど」

 

fee「ブローリング夫人が早合点して、『この人私に夢中だし、結婚してくれるんじゃない?』と思ってて、ブローリングの方は『とりあえずかわいいからHして、飽きたら捨てよっと』みたいな。

結婚して10年ということは、まだ25歳くらいの頃でしょうし。あまり考えずに口説いていたら、夫人はガチに受け止めて結婚するものだと思ってたのに、拒否されたから大暴れした。それで仕方なく結婚した、みたいな感じかな?」

 

仔月「はいw ブローリング夫人が彼を脅迫していて、結婚しなきゃ警察沙汰にするぞと言っているんですよね」

 

fee「そんなことまでして結婚してもらって、なにかいいことあるのかな? まぁいいですけど」

 

仔月「ブローリングはよく10年も我慢していましたね」

 

fee「ヤンデレを軽々しく、雑に口説いた結果がこれですね。やっぱり口説く相手も少し考えないといけないですよ。お互いの要求がマッチしていないと」

 

仔月「ミスマッチはお互いにとって不幸だなぁと」

 

fee「遊び半分で、純情でウブで真面目な夫人を弄んだのか、夫人が勝手に早合点したのかがわからないんですよね」

 

仔月「もしブローリングが弄んだとするなら、その点については良くないと思うんですけど。夫人の方は夫人の方で、脅迫するのはどうなのかなとも思います。ブローリングが騙した場合は、どっちもどっちかな」

 

fee「わかりました。僕は7:3ぐらいで夫人の方が悪いと思いますw どういう弄び方をしたかにもよりますが。結婚や将来の新生活を散々期待させておいて、突然捨てたとかならブローリングの肩は持てませんけど、その場合でも5:5かな。
別の可能性として、夫人が『50年後も一緒にこの桜を見られるといいわね』みたいな話を振ったら、ブローリングが適当な感じで『そうだねー』と返事をして。『この人、50年後も一緒にいてくれるんだ! 私と結婚する気なんだ! きゃっきゃ!』みたいな思い込みを夫人が勝手にした可能性もあります」

 

仔月「その場合は夫人の方が悪いですね。真に受けやすい夫人の性質に、ブローリングが意図的に付け込んで、弄ぶだけ弄んだならどっちもどっちだと思います。

ブローリングにその気がなかったにも関わらず、夫人が勝手に勘違いして自分の身を盾にしたなら、それはあまりにもヤバいですね」

 

fee「この小説から読み取れることは、『かつてブローリングが、夫人にキスをしたことがある』というのと、『ブローリングは結婚前から、夫人を愛してはいない』というのと、『夫人は、彼を脅迫して無理やり結婚した』という事だけで、それ以外は全部僕らの推測ですから……。

まぁ、こんなドロドロな話は楽しい話題ではないかもしれませんが、人によって意見が変わるところだと思うので、突っ込んだ話を振ってみましたw」