fee「おーーーい!!」
仔月「wwwww」
fee「完璧にかぶってるじゃないですかwww 微妙に差分は違うww 僕の1枚目はとまりちゃんのパンモロとこちらで、どちらにするか迷いました。まだエロエロ関係になる直前の、双子からの誘惑ですね。
すなおちゃんの方がとまりちゃんより好きなのと、好きなCG2枚がとまりちゃんパンモロとこれでは、あまりに芸がないんじゃないかと思って片方を削りました。すなおちゃんの乳首が良い感じです。おわり。
仔月さんの差分だとおっぱいが見えないので、こっちが良いです」
仔月「ぼくは穏やかそうな顔が良いなと思いました。それだけです」
fee「おっぱいが見えて穏やかな顔をしている差分もなかったっけ?」
仔月「いや別に見えなくていいんで*」
fee「わかりました(ちょっとビビった)www ちなみに、主人公のおちんちんが入る差分もありますが、僕もこちらは落ち着かないですね」
仔月「露出ない方がいいです、ぼくは」
fee「わかりました。2枚目。これはとまりちゃんが『処女』という単語を、何も考えずに口に出してすなおちゃんがめちゃくちゃ照れているシーンです。主人公は後ろにいるので、主人公からはすなおちゃんの顔が見えないんです」
仔月「ありましたねw」
fee「すなおちゃんはどう思っているんだろう、きっとクールな顔でやり過ごしているんだろう的な文章が表示されているんですが、CGで見るとすなおちゃんが赤面してる、ぷりちー! 絵とテキストの相互作用が印象に残るシーンでした」
仔月「ぼくの方は、このシーンの『腕枕慣れてないね』みたいなやり取りが好きだったので入れました」
fee「脇コキのエロシーンなんかは、もう少し頑張ってほしかったなぁ」
仔月「コスプレのところでしたっけ」
fee「ちょっと不満があるな……」
仔月「www」
fee「下ネタばかりでごめんだけど、すなおちゃんは感じやすくて膣の愛液が出やすいけど、とまりちゃんは身体が柔らかくて柔軟だという描写が面白かったです。すなおちゃんは身体が硬いって」
仔月「そうでしたっけ?」
fee「二人の特徴・違いを出すための描写がいろいろあってよいなぁと思いました」
*と言っていますが、エロゲにエロはいらない派ではないです。念のため
☆
fee「なぜロリシリーズは全部最後妊娠で終わるんでしょうか?」
仔月「なぜなんでしょう?」
fee「あれがあると、主人公が罠にかかった気分になって悲しいんですが、いつもそうなんですよね」
仔月「宗教色がけっこう強いじゃないですか。とまりとすなお……この二人が本当に双子なのかはわからないんですけど……」
fee「そうそうそう、そこも突っ込みたい。本当に双子なんですか? 双子って設定はありました? 読んでいて気づきませんでしたが」
仔月「血のつながりは、明示されていなかったと思います。本当に双子なのか、孤児同士で仲良くなったのかはわからないですよね」
fee「孤児同士で仲良くなったんだと思って読んでいました」
仔月「ぼくもそう思います。寂しさを埋めるために近づいたのかなと」
fee「すなおちゃんがとまりちゃんに近づいたのかな?」
仔月「そうなりますねw」
fee「双子じゃない方が、それっぽいですよね。血のつながりがない方が、作品的にはあっている気がするけど、なぜ双子というタイトルなのかな?」
仔月「そっちの方がキャッチーだから?」
fee「商業主義的な事を考えるとつまらなくなるからやめましょう……」
仔月「まぁまぁまぁ(笑)」
fee「双子的なモノを期待して、すなおちゃんがとまりちゃんに近づいた。実の双子じゃない方が、そういう思惑や絆が見えて良いと思います」
仔月「ですね」
fee「ごめんなさい、話をそらしちゃいました」
仔月「もともと、すなおととまりで2人だったじゃないですか。寂しさを埋めるために2人だけじゃいけないのかなと思って。中盤に『2人だけだと言えないことでも、主人公を間に挟むと言える』みたいな場面があったと思うんですよ。2人だけでは安定しなくても、3人だと安定する。そういうのは三位一体説的な、宗教的モチーフを意識しているのかなと思いました」
fee「なるほど。仔月さんに言われて初めて気づきましたけど、ありそうですよね。キリスト教的世界観の話ですから」
仔月「でもそう考えると、子供ができると5人になっちゃいますけど……」
fee「なっちゃいますね。まぁ2人だけじゃなく、誰かが入る方が安定するというのはあると思います。子供ができるのはなんなんでしょうね? 子供ができると家族的な絆がより深まる、主人公の逃げ場がなくなって家族的なものに縛られる。良くも悪くも離れられなくなりますけど。ロリシリーズに限って毎回妊娠するんでねぇ……」
仔月「あ、他は違うんですかw」
fee「『お姉ちゃんクソビッチ』も妊娠していましたけど。要は家族的な繋がりの強化を描きたい時に妊娠することになっているのかなぁ。毎回妊娠するわけじゃないけど、ロリシリーズでは毎回妊娠する。まぁ妊娠萌えの人もいるのかもしれない」
仔月「ふふふ(笑)」
☆
fee「まとめると、ロリは邪悪だなと。ロリが天使的なものだというのは宗教的に何かあるんでしょうか?
主人公は単に生活に疲れているはずなのに、自分は罪深い人間だとか言っていますし」
仔月「冒頭でも、『きれいな涙を流せるのはいつまでだろう』みたいなことを言っていましたね」
fee「きれいな涙なんて何歳でも流せますけどね。まぁ感受性をすり減らして生きていることに抵抗があるんでしょうけど、感受性ってそうそうすり減るものでもないですよ、多分」
仔月「うーん」
fee「人前できれいな涙を流せるのはいつまでだろう、みたいなニュアンスなのかな? 心を曝け出すことに臆病になるというか。人知れず泣くのなら何歳まででも泣けますけど」
仔月「涙にそもそもキレイも汚いもあるのかという疑問もあるんですけど」
fee「あれじゃないですか。誰かが死んで悲しいなと思いながら、でも遺産はもらえるぜラッキーみたいな、そういうやつですかね、汚い涙って」
仔月「作り物の涙ってことですか?」
fee「いやいや、100%作り物の涙ではなくて。悲しくて泣く気持ちがメインなんですけど、心のどこかに別の気持ちがある。雑念、邪念が湧く。
ストーリーに感動して泣きながら、『こんな純粋なストーリーで泣けるオレ、実はいいやつでは?』みたいな邪念が混ざっている涙じゃないですか? 人間の心って目まぐるしく動くので、一つの『悲しみだけ』に集中できなかったりしますけど、それがそんなに悪いことだとは思わないかな。
それよりも言いたかったのは、子供ってそんなに無垢なものですか?」
仔月「あぁ~」
fee「現に、すなおちゃん、めちゃくちゃ汚くないですか? 主人公より汚いと思いますけど」
仔月「打算行為で近づいていますからね」
fee「全然無垢なるものでもなければ、罪なきものでもない気がするんです」
仔月「まぁまぁまぁw」
fee「これ子供作っちゃってどうするんですか? 主人公は結構有能マンらしいから、二人の子供……え、ヒロインも子供だから四人? 四人の子供を扶養していくんですか?」
仔月「まぁ大変ですよね」
fee「大丈夫か? 心配になるなあ。全然羨ましくないじゃん」
仔月「でも主人公は自信満々だった気がしますよ」
fee「主人公、自棄になっちゃったのかな。あるいは実はかなりの資産をため込んでいる」
仔月「資産があるようなことは書いてありました」
fee「資産があって有能マンなら勝ち組では? 何もロリに走らなくても。なんでこんなに疲れ果てちゃったんだ? 結局そこに戻ってきてしまうw 描かれていないだけで、同世代の女性への恐怖症的なトラウマがあるのかな?」
仔月「作品のテーマ的に、仕事は渇きを満たしてくれないみたいなところがあったので」
fee「資産があるなら会社やめちゃえばいいし。仕事はやった分だけ返してくれるみたいなことも言っているし、それなら多少は渇きを満たしているのでは? よくわからないなぁ。まぁそんなにツッコむ必要もないとは思いますけど。ただ、すなおちゃんはずいぶん良い男に目をつけましたね」
仔月「最高のカモですね」
fee「すなおちゃんの嗅覚は素晴らしい」
仔月「このシリーズのロリータ娘はみんな嗅覚優れていますね。カモにできそうな人」
fee「寂しくて貧乏な人じゃなくて、寂しいけどお金はある相手を捕まえてくる。そこが厭らしい。
こんな読みでいいんですか? 不思議なのが、『夜のひつじロリータ悪女説』をネットで見たことがないんです。『癒される』とか『羨ましい』という感想ばかりで。ええ?って。
これはカモられちゃった話では?
主人公はもともと追い詰められているけど、ロリと一緒になることで更に追い詰められた気がしてならないんですけど。なんでヒロイン悪女説をほぼ誰も唱えていないんだろう」
仔月「見た目がかわいらしいからじゃないですか?」
fee「かわいければ何をしても許されるのか!」
仔月「まぁまぁまぁww」
fee「幼女を愛でる癒しゲーとかじゃないですよ。代償に主人公は未来を捨ててるんですよ」
仔月「www 男性が女性を愛でるような、男性主体の話じゃないですよね」
fee「男性主体じゃないですね。女性にいいように転がされています。女性側の欠落を埋めるために、男性が見初められてしまった話に読めます。
まぁこれで、孕んだロリを捨てて逃げるようなサイテーな男だったら、逆に勝ち組ですけどね。そういうリスクも踏まえた上で、誠実そうな縛れそうな男をすなおちゃんがちゃんと見つけてきた」
仔月「『ゆびきり婚約』の最後はいまだに納得がいかないですね。最後子供を作るとき、『いくら二人が愛し合っていても、死ぬ瞬間は一緒ではない』みたいな話が出てくるんです。『ただ、子供が死ぬときに、子供の中で自分たち二人は同じ瞬間に死ぬことができる』と。
二人が同じタイミングで死ぬために子供を作ろう、という話をしていて。あの作品の根底に『持ちつ持たれつ』みたいなところがありますが、いまだ生まれていない子供にまでそんなものを押しつけるのはおかしいのでは? 身勝手だなぁと思いました。提案しているのは鈴佳の方ですし」
fee「まぁ、親なんてみんな身勝手なものですから。生まれてきた後で、『私たちが一緒に死ぬために、あなたを産んだのよ』みたいなことを言わなきゃいいんじゃないでしょうか?」
☆オマケ
fee「そういえば突然『斜陽』のオマージュが出てきたのが面白かったです。気づいた人、どのくらいいたのかなぁ」
仔月「どこでしたっけ?」
fee「これです。全然関係ない話なんですけど、僕、つい先日違うエロゲレビューで『斜陽』を引用したので、タイミングがちょうどあって面白かったです」